ベジタリアンとは、肉・魚などの動物性食品の摂取を避け、野菜・果物・芋類・豆類などの植物性食品を中心とした食生活をする人のことです。野菜しか食べないイメージがありますが、中には乳製品や卵を摂取する人もおり、分類すると十数種類あるとされています。
今回は、ベジタリアンの種類を細かく解説していきます。
「そもそもベジタリアンってなに?」という方は下記の記事で詳しく解説しています。

目次
ベジタリアンの種類
ベジタリアンの種類には代表的なものとして、
- ヴィーガン(ビーガン)
- ラクト・ベジタリアン
- オボ・ベジタリアン
- ラクト・オボ・ベジタリアン
- ペスクタリアン/ペスコ・ベジタリアン
- フルータリアン
- フレキシタリアン(セミ・ベジタリアン)
- ブレッサリアン
などがあげられます。この他にも細かい分類がありますが、今回は上記の8種類について解説していきます。
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ヴィーガン(ビーガン)

肉・魚・卵・乳製品などあらゆる動物性食品を一切摂らず、植物性食品のみを摂取します。肉のエキスや鰹だしなどもNGで、ハチミツさえも摂りません。完全菜食主義(純菜食主義)者あるいはピュア・ベジタリアンとも言われます。食事のみならず、革製品、毛皮、シルクなどの動物性の製品を拒む人もいます。
ヴィーガンの中でも食事以外の部分では個人差があります。詳しくは下記の記事で解説しています。

ラクト・ベジタリアン

肉・魚・卵は摂らず、牛乳・チーズ・ヨーグルトなどの乳製品は摂取します。
「ラクト」は乳製品のことを指します。
オボ・ベジタリアン

肉・魚・乳製品は摂らず、卵と卵製品は摂取します。
「オボ」は卵のことを指します。
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ラクト・オボ・ベジタリアン

肉・魚は摂らず、卵と乳製品は摂取します。
欧米のベジタリアンの多くがこれに属します。
ペスクタリアン/ペスコ・ベジタリアン

肉は摂りませんが、魚・卵・乳製品は摂取します。
フィッシュ・ベジタリアンとも言われます。「ペスク」はイタリア語の「pesce(魚)」が由来です。
フルータリアン

果物やナッツ類、果実野菜(トマト・キュウリなど)を摂取します。フルーツを中心にした食事をする人のことで、果実食主義者とも言われます。
動物性食品はもちろん、植物性食品の中でも、収穫して植物の生命に影響があるものは摂りません。中には、自然に落ちた果物しか食べないという人もいます。
フレキシタリアン(セミ・ベジタリアン)

基本的には菜食中心のベジタリアンですが、一般の人より動物性食品を食べる量が少ない人のことを言います。『フレキシブル(柔軟な)』と『ベジタリアン』を組み合わせてつくられた言葉です。準菜食主義者とも言われます。
ブレサリアン

摂取するのは水だけで、食事を一切せず、『ブレス(呼吸)』だけで生きる人のことです。
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まとめ
「ベジタリアン」というと、野菜しか食べないイメージがありますが、魚も食べるペスクタリアンや、卵や乳製品も食べるラクト・オボ・ベジタリアンなど、さまざまな種類に分かれます。
「そもそもなんでベジタリアンになる人がいるの?」ベジタリアンになる理由は下記の記事で詳しく解説しています。
