日焼けで肌が赤くなり、ヒリヒリとした痛みやかゆみの症状が出ているときは、ヤケドしているのと同じ状態です。悪化させないためには冷やして保湿するなどの早めの対処が必要です。
また焼けて黒くなってしまった場合も、肌の色は次第に元に戻りますが、ケアをせずに放っておくとシミの原因にもなってしまいます。
今回は、日焼けの痛みやヒリヒリの対処法と、日焼け後のケアについて解説していきます。
そもそも日焼けはどうして起こるの?という方は、下記の記事で解説しています。
日焼けで肌が「赤く」or「黒く」なるのはなぜ?サンバーンやサンタンの違いと日焼けのリスクについて解説
日焼けの正しいケア方法

日焼けは時間が経つほど悪化していきます。症状がひどくなる前にすばやくケアをすることが大切です。自然に治るのを待つよりも積極的にケアをして、肌のダメージを少しでも早く回復し、シミや老化を防ぎましょう。
次の3つのステップでケアをします。
- まずは冷やして鎮静させる。
- 赤みや痛みが引いたらしっかり保湿する。
- 落ち着いてきたら美白に力を入れる。
「冷やして、保湿して、美白する」この3ステップが日焼けのアフターケアの基本です。しっかり冷やして鎮静させてから保湿することが重要です。赤みや痛みがあるうちは、保湿が逆に刺激になる場合もありますので注意が必要です。
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日焼けの痛み・ヒリヒリはとにかく冷やす

日焼けで赤くなりヒリヒリと痛むのは、肌がヤケドをしている状態だからです。まずは一刻も早く冷やしてほてりをとることが大切です。
日焼けの度合い・肌の状態によって冷やす方法を選びましょう。
- 冷水・冷たいシャワー
- 濡らしたタオル(冷蔵庫で冷やしてもOK)
- 保冷剤や氷
- 冷やしておいたシートマスク
濡らしたタオルで冷やすのがいちばん肌にやさしい方法です。
ただしタオルで肌がこすれないように気をつけましょう。保冷剤や氷はタオルで包み、冷やしすぎないようにします。
冷水や冷たいシャワーもOKですが、ひどい日焼けにはシャワーが刺激になることもありますので注意しましょう。
顔には冷やしたシートマスクもおすすめですが、痛みやヒリヒリがひどい場合は控えましょう。シートマスクの成分がしみたり、コットンの摩擦が刺激になったりしますので、肌の様子を見て判断しましょう。
赤みが落ち着くまでしっかり冷やすことが大切です!
しっかり保湿する・カラダの中からも水分補給

日焼け後は、肌もカラダも水分が奪われて脱水した状態になっています。赤みやほてりが落ち着いたら化粧水でしっかり水分を補い、水を飲んで水分補給をすることが大切です。
肌の水分補給は以下のポイントを守ってケアをしましょう。
- 化粧水は刺激の少ないもの(普段から使用しているもの)、保湿力の高いものをたっぷりつける。
- うるおいが逃げないように保湿クリームでしっかりフタをする。
- 水を飲んで、カラダの中からも水分補給をする。
日焼けしている肌は敏感になっていますので、刺激の少ないスキンケアアイテムを選ぶことが大切です。
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普段より美白に力を入れる

日焼けをケアせずに放っておくと紫外線のダメージが蓄積し、シミの原因になってしまいます。日焼けした肌が落ち着いたらいつもより入念に紫外線・美白ケアを行いましょう。
主な方法は次の2つです。
- 美白化粧品を使う。
- ビタミンCなどの抗酸化物質を含む食べもの・サプリメントを摂取する。
- 美白化粧品
紫外線を浴びるとメラニンという色素細胞の生成が活性化されて、肌が黒くなります。肌の生成にかかわる真皮層にまで紫外線が達するとシワ・シミ・たるみの原因になります。
美白化粧品は、メラニンの生成を抑制するビタミンCなどが含まれているのが特徴で、使い続けることで効果が期待できます。
- 抗酸化物質を摂取する
抗酸化物質は細胞が傷つくのを防ぐはたらきを持っており、摂取することで紫外線による肌へのダメージを抑えることができます。ビタミンC・ビタミンE・β-カロテンなどの栄養素がこれに当てはまります。
太陽に照らされて育つ色鮮やかな野菜やフルーツは、紫外線に負けないために抗酸化物質が多く含まれていると言われています。
緑黄色野菜やフルーツなどを積極的に摂取しましょう。サプリメントで補うのも効果的です。
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まとめ
日焼けはとにかく早めにケアをすることが大切です!
赤く、ヒリヒリと痛む日焼けをした場合はできるだけ早く冷やしてほてりをとります。肌が落ち着いたら保湿・美白ケアをしっかり行い、紫外線のダメージを少しでも減らすことで将来シミ・そばかすができるのを防ぐことができます。
日焼け後の肌とカラダは脱水している状態ですので、体内からの水分補給も忘れずに!