しゃっくりが止まらなくて困った経験はありませんか?仕事中や電車の中でしゃっくりが出てしまうと恥ずかしいですよね。なかなか止まらなくて苦しかったり、かと思えば、いつのまにか止まっていたり、しゃっくりって不思議です。
今回は、「今すぐしゃっくりを止めたい!」という方にオススメのしゃっくりの止め方をご紹介します。
目次
しゃっくりとは?
しゃっくりが起こる仕組みについてカンタンに解説します。
しゃっくりは横隔膜がけいれんすることで起こります。ひとは横隔膜が伸縮することで、肺をふくらませたり、縮ませたりして呼吸をしていますが、何らかの原因で横隔膜がけいれんを起こし、それと同時に声帯が閉じて「ひっく」という音が出ます。
食べすぎや早食い、せきをしたり、激しく笑ったりすることや、炭酸飲料、アルコールやストレスが原因になるともいわれていますが、正確なことはまだ解明されていません。
しゃっくりをとめる方法
特に効果がありそうな、オススメのしゃっくりの止め方5つをまとめました。
- 息を吐ききって、そのまま2〜3回息を飲み込む。
- 両耳に指を入れて20〜30秒押す。
- 舌を30秒ひっぱる。
- コップの向こう側から冷たい水を飲む。
- 袋の中で20〜30秒息をする。
息を吐ききって、そのまま2〜3回息を飲み込む
- 完全に息を吐ききります
- 息をとめたまま、2〜3回息を飲み込みます
道具を使わずにできるのでオススメです。個人的にはこの方法がいちばん効果がある気がします。
両耳に指を入れて20〜30秒押す
- 両耳に栓をするように指をつっこみます
- 痛くない程度に、すこし強めに20〜30秒間押します
耳の中を押すことで、横隔膜の神経につながっている延髄の神経が刺激されてしゃっくりがとまるそうです。
舌を30秒ひっぱる
- 手で舌をつかみます(ガーゼやゴム手袋を利用すると衛生的です)
- 30秒間ひっぱります
ちょっと痛いですが、病院でも実際に使われることがある方法です。舌をひっぱり、舌咽神経を刺激することで、横隔膜を正常な状態にもどす効果があるといわれています。
コップの向こう側から冷たい水を飲む
- コップのふちの向こう側に口をつけます
- 前かがみになり、水が上あごをつたうようにして飲みます
横隔膜が引き上げられたあと、正常にもどる作用があるとされています。また冷たい水を飲むことで、しゃっくりと関係がある迷走神経が刺激されて止まりやすくなるといわれています。
袋の中で20〜30秒息をする
- 紙袋などを用意します
- 鼻と口をおおい、袋の中で20〜30秒間呼吸をします
血中の二酸化炭素濃度が低下するとしゃっくりが出やすくなるともいわれています。そのため、袋の中で呼吸をすることで血中の二酸化炭素濃度が高まり、しゃっくりがとまるという仕組みです。
まとめ
むかしからの言い伝えでしゃっくりの止め方はいろいろありますが、「ほんとに効くのかなぁ」というものが多いと思います。しゃっくりはまだ解明されていない部分が多いので、原因もさまざまで、それによって効く方法も違うのかもしれません。
今回は医学的に説明がつくものを中心にご紹介しましたので、しゃっくりに悩まされている方が、どれかひとつでも効果を得ることができれば幸いです。どれも効果がなく、2〜3日しゃっくりが続くようでしたら、病気の可能性もありますので、病院で診察された方がいいでしょう。